生きるために、切った。
血が、滴った。
指を伝って、ポトリと。
堕ちて赤い染みを作った。

染みは絨毯に出来たはずなのに、私の心にも出来ていた。

ポトリ。

また。

ポトリ。

増える。

心の染みが大きくなった。
心の傷口が広がった。

痛いよ・・・。
とっても、とっても・・・。

いっそ、壊してください。
堕ちた心は、元には戻れないんだから。
それなら、せめて貴方の手で・・・。


遠くで、堕ちた天使の笑う声が聞こえた。

「馬鹿な奴」

と。