キミに言いたかったことがある。
キミに伝えたかった言葉がある。
なにも言えないまま、君は遠くに行ってしまった。
それは、必然?
長くて孤独な独りの夜はどこか心苦しくて、闇が迫ってきて僕を潰そうとしているみたいに感じられるんだ。
君と過ごした日々の想い出の欠片をいくら集めても、
心にポッカリ開いた穴は埋まることはなくて逆に広がっていく。
ポロポロと、握り締めた手から崩れ落ちていってしまう。
触るとゆっくりと溶けていってしまう。
君を守りたかったんだ。
君を脅かす全てのモノから。
だけど、それも今では叶わぬ夢。
笑って下さい。もう一度。
泣いてください。慰めるから。
怒ってください。落ち着かせるから。
喜んでください。一緒に喜ぶから。
でも、もしできるなら、笑っていて下さい。
もう一度、その顔に表情を浮かべてください。
冷たくなって、動かなくなった君をもう一度暖めてあげたいよ。
「名前を、呼んで・・・」
君しかもう覚えてはいない僕の名前を。
君がいないという現実から、逃げ出してしまいたいんだ・・・。
でも、僕が歩いてきた道のりは険しすぎて、今さら後戻りなんか出来ない。
犯してしまった過ちは償うことができない。
君だけが、僕を必要としてくれたから。
君だけが、僕のことをまっすぐに見つめてくれたんだ。
もしも願いが叶うなら、君と過ごしたあの日々をもう一度・・・。
「会いたいよ」
君を守りきれなかった僕を責めて下さい。
君の笑顔を見せてください。
僕の涙が落ちたとしても、君の目は2度と僕を映すことはない。
それは、キラキラ光るただのガラス玉。