手を切った。

痛い・・・。

当たり前の事だけども、血がにじむ。
ふくらんで、一滴落ちた。

「何してんだよ」

あきれたように言った君。

「早く消毒・・・って、何笑ってんだよ」

「別に、なんでもないよ」

心配してくれてる君の顔がかわいかたから。
なんて言ったら、君は怒るでしょう?

「ほら」

「何・・・?」

「はっとけ」

ほとんど強制的に渡されたバンソウコウ。

「あと、残すなよ」

君の気持ちがうれしくて、思わず私は抱きついた。

大好きだよ、優しい君。