口元に群がる赤い花。
小さく咲いた夢の跡。
病んだ野原が謡いだす。
奏でた声は地に堕ちた。
狂気の色が世界を満たす。
祈りはどこにも届かない。
ただただ闇へと消えるだけ。
内臓すらも貪られ。
声なき声を上げ続け。
それでも汚染は止まらない。
誰も涙に気付かない。
病んだ野原が唄いだす。
広がる赤の真ん中で。
音は途切れて続いてく。
夢は儚く消え去った。
後に残るは骸だけ。